「SNS用の動画を作りたいけど、自分でやるのか誰かに頼むのか、どっちがいいんだろう…」。そう悩んでいる個人事業主・中小企業の方、実はとても多いんです。
外注すると高そう、でも自分でやる時間もない。かといって安く頼んで仕上がりが微妙だったら意味がない……。この「どっちにすべきか問題」は、費用と自分の状況を整理すると、かなりスッキリ答えが出ます。
この記事では、動画制作を外注した場合の費用相場・自作にかかるコスト・どちらを選ぶべき判断基準を、初心者にも分かりやすく丁寧に解説します。読み終わる頃には「自分はこっちだな」と納得感を持って決断できるはずです。
1. そもそも「動画制作の外注」って何を頼めるの?

「外注」とは、動画制作の作業の一部または全部を、外部の業者やフリーランスに依頼することです。一口に外注といっても、頼める範囲は大きく異なります。まずは「どこまで任せられるか」を把握しておきましょう。
① 企画・構成だけを頼む
「何を伝える動画にするか」のシナリオや台本づくりだけを外部に依頼するパターンです。撮影・編集は自分でやりたいけど、ストーリーの組み立てが苦手な方に向いています。
② 撮影だけを頼む
カメラマンや撮影チームに出張してもらい、素材(映像・写真)の収録だけを担当してもらう方法です。編集は自分や別の人が行います。
③ 編集だけを頼む
スマートフォンや自前のカメラで撮影した素材を渡して、カット・テロップ挿入・BGM付けなどの編集作業を任せるスタイル。最もニーズが多い形の一つです。
④ 企画〜納品まで丸ごと頼む
企画・台本・撮影・編集・納品まですべてをワンストップで依頼するパターン。完成品だけ受け取れるので手間が最小限ですが、費用は最も高くなります。
個人事業主や中小企業がSNS動画のために外注する場合、現実的によく選ばれるのは「③編集だけ」や「②撮影+③編集」のセットです。企画は自社で考えつつ、技術的な作業を外に出すイメージで捉えると分かりやすいでしょう。
① 企画・構成だけ/撮影だけ/編集だけ、と部分的に頼むことも可能
② 丸ごと依頼は楽だが費用が高い。まずは「どこが苦手か」を整理しよう
③ SNS動画では「編集のみ外注」が費用対効果の高い選択肢になりやすい
外注って聞くと「全部やってもらうもの」だと思ってました。部分的に頼んでもいいんですね?
もちろんです!むしろ「苦手な部分だけ頼む」のが費用を抑えるコツ。自分で撮った素材を送って編集だけお願いするのは、フリーランスへの依頼でもよく行われる形ですよ。
2. 外注費用の相場をタイプ別に整理する

外注費用は「誰に頼むか」「何を頼むか」によって大きく変わります。ここでは2026年現在の一般的な相場を、依頼先と内容ごとに整理します。
【フリーランスへの編集依頼(1本あたり)】
クラウドソーシングサイト(ランサーズ・クラウドワークスなど)で活動するフリーランスに編集のみを依頼する場合の目安は次のとおりです。
- Reels・TikTok向け(60秒以内):5,000円〜15,000円
- YouTube向け(10分前後):15,000円〜40,000円
- 採用・会社紹介系(3〜5分):20,000円〜50,000円
ただし、安すぎる案件(数百円〜2,000円台)は品質や納期トラブルが起きやすいため注意が必要です。実績・レビューをしっかり確認しましょう。
【映像制作会社への依頼(1本あたり)】
企画から納品まで一括で依頼できる映像制作会社の相場です。
- SNS広告用ショート動画(30秒〜1分):50,000円〜200,000円
- 企業PR・採用動画(2〜5分):200,000円〜800,000円
- 商品紹介・LP用動画(1〜2分):100,000円〜300,000円
制作会社はクオリティが安定しており、ブランドイメージを大切にしたい場面では頼もしい存在です。ただし、予算が少ない個人事業主には高めのハードルになることも。
【月額・定額契約の場合】
近年は「月○本まで編集込み」のサブスク型サービスも増えています。月4〜8本のSNS動画編集で30,000円〜80,000円/月が多い価格帯です。継続的に動画を発信したい場合は、単発依頼より割安になることがあります。
① SNS向けショート動画の編集のみ:フリーランスで5,000〜15,000円が目安
② 企業PR動画を丸ごと制作会社に依頼:20万〜80万円が相場
③ 月額定額プランは継続発信派にコスパ◎。30,000〜80,000円/月が多い
Instagramのリール1本だけ頼みたいんですが、5,000円〜15,000円って幅がありますよね。何で変わるんですか?
主に「テロップの量」「BGMや効果音の選定」「カラー補正の有無」「修正回数」で変わります。依頼前に「テロップは○文字程度」「修正は2回まで」など条件を明確にすると、見積もりがぶれにくいですよ。
3. 自分で作る場合のリアルなコスト

「自分で作れば無料でしょ?」と思いがちですが、実際には見えないコストが存在します。自作のコストは大きく「お金」と「時間」に分けて考える必要があります。
【お金のコスト】
スマートフォンがすでにある方なら、追加の機材費はゼロから始めることも可能です。ただし、質を上げようとすると少しずつ費用がかかります。
- スマホ用三脚・リングライト:3,000円〜10,000円(買い切り)
- 動画編集アプリ(CapCutの無料版など):0円〜月額1,500円程度
- BGM・効果音素材:無料サービスあり(著作権フリーサイトを活用)
- デザインツール(Canvaなど):無料〜月額1,500円程度
機材をそろえる初期費用は、最低限なら1〜2万円で始められます。一度そろえれば使い回せるので、継続的に動画を作る場合はランニングコストは低く抑えられます。
【時間のコスト】
見落とされがちなのが「時間コスト」です。動画制作に慣れていない場合、1本のSNS動画を作るのにかかる時間の目安はこちら。
- 台本・構成を考える:30分〜2時間
- 撮影:30分〜1時間
- 編集(初心者):2時間〜6時間
- テロップ・BGM・確認:1時間〜2時間
合計すると、初心者が1本のSNS動画を完成させるまでに4時間〜10時間以上かかることも珍しくありません。
あなたの時給(または1時間あたりの売上)が3,000円だとすると、10時間の作業は実質30,000円分のコストに相当します。この視点で考えると、外注の5,000〜15,000円が「高い」とは一概に言えないことが分かります。
もちろん、動画制作スキルは作るほど上達します。最初は時間がかかっても、慣れてくれば編集時間は半分以下になることも多いです。「スキルへの投資」として捉えるかどうかが自作を選ぶ大きなポイントになります。
① 初期費用は1〜2万円で始めることも可能。ただし「時間コスト」を忘れずに
② 初心者は1本あたり4〜10時間かかることも。自分の時給と比較しよう
③ スキルが上がれば時間コストは下がる。「投資」として見るかどうかが分岐点
自分でやれば0円と思ってましたが、時間換算するとそうでもないんですね…。
そうなんです。特に個人事業主の方は、その時間を営業や本業に使ったほうが稼げる場合もあります。「時間 × 自分の時給」で考えると、外注のコスパが意外と良く見えてくることがありますよ。
4. 自作 vs 外注:品質・時間・コストの三角形で考える

動画制作の選択を考えるとき、「品質・時間・コスト」の3つの要素を同時に高いレベルで満たすことは、基本的にできません。いわゆる「三角形のトレードオフ」です。
品質を高めたい → 時間かコストがかかる
クオリティの高い動画を求めるなら、自作なら長い時間をかけて習得・制作する必要があります。外注なら費用を払うことでプロの品質を短期間で手に入れられます。
コストを下げたい → 時間か品質を犠牲にする
費用を抑えるために自作を選ぶと、自分の時間を大量に投入することになります。安い外注先を選べば品質面でリスクが生じることも。
時間を節約したい → 品質かコストを使う
時間を節約するなら外注一択ですが、それなりのコストがかかります。また、外注先への説明・やり取り・修正確認なども時間がかかるため、「完全に手放せる」わけではありません。
この三角形を踏まえると、次のような判断が生まれます。
- 「時間はあるが、お金は節約したい」→ 自作が向いている
- 「時間はないが、予算がある」→ 外注が向いている
- 「品質は多少でいいから、とにかく量を出したい」→ 自作+テンプレート活用が現実的
- 「ブランドイメージを守りたい、商品の魅力を最大限に見せたい」→ 外注(制作会社)が安心
また、よくある「最初だけ外注して、徐々に自作に移行する」という戦略も有効です。外注した動画のクオリティを参考にしながら、自分で作るレベルを上げていく方法です。
① 品質・時間・コストは同時に全部は取れない。どれを優先するかで選択肢が変わる
② 「時間あり+予算少」→ 自作、「時間なし+予算あり」→ 外注が基本の判断軸
③ 外注→自作へ段階的に移行する戦略も賢い選択肢のひとつ
「品質・時間・コスト」全部いいやつを求めてました(笑)。どれかを諦めないといけないんですね。
これはどんなビジネスでも共通の悩みです(笑)。大事なのは「自分が今一番困っているのはどれか」を正直に見つめること。そこから逆算すると、選択肢が自然に絞られてきますよ。
5. 「外注すべき人」「自作でいい人」の判断チェックリスト

ここでは、より具体的に「あなたはどちらに向いているか」を確認できるチェックリストを用意しました。当てはまる項目を数えながら読んでみてください。
✅ 外注を検討すべき人の特徴
- 本業が忙しく、動画に使える時間が週に2〜3時間未満
- 商品・サービスの購入判断に直結する動画を作りたい(広告・LP動画など)
- 会社の信頼感やブランドイメージを守りたい
- 動画を試しに作ってみたが、クオリティに満足できなかった
- 継続的に複数本の動画を出す必要があるが、一人では回らない
- 過去に自作したが投稿が止まってしまった経験がある
✅ 自作から始めてみていい人の特徴
- 動画への興味・好奇心があり、スキルアップしたいと思っている
- まずは月1〜2本のペースで試してみたい
- スマートフォンの操作や簡単なアプリ操作に抵抗がない
- 発信の初期段階で、まだ試行錯誤中だと思っている
- 動画制作の予算がほとんど確保できていない
- 発信するコンテンツが自分の日常・知識・体験が中心(ガチ撮影が不要)
3つ以上当てはまった方向に進むのが目安ですが、絶対ではありません。「最初は自作、3ヶ月後に見直す」というように、段階的に方針を変えることも大切な戦略です。
また、「外注すべき動画」と「自作でいい動画」を用途ごとに使い分けるのも賢い方法です。たとえば、ブランドの顔になるPR動画は外注し、日常的なSNS投稿は自作するという組み合わせ方は、多くの中小企業・個人事業主が実践しています。
① 「時間がない・ブランドを守りたい・広告に直結」→ 外注サインが出ている
② 「試行錯誤中・スキルアップしたい・予算ゼロ」→ 自作スタートが向いている
③ 用途ごとに自作・外注を使い分けるハイブリッド戦略も有効
自作と外注を組み合わせるってアリなんですね。全部どちらかにしなくていいのか、とちょっと気が楽になりました。
まさに!SNSの日常発信は自分でやって、商品紹介や採用動画は外注するという使い分けは理にかなっています。「全部か全部か」じゃなく、動画の目的と重要度で判断するのがコツです。
6. 外注先の種類と選び方のポイント
外注すると決めたとき、次に悩むのが「どこに頼むか」ですよね。外注先には大きく4種類あり、それぞれ特徴が異なります。
① クラウドソーシングでフリーランスを探す
ランサーズやクラウドワークスといったプラットフォームでは、多数の編集者・クリエイターが登録しています。費用が比較的安く、実績・レビューで比較できるのが強みです。一方、品質にばらつきがあるため、依頼前のコミュニケーションが重要になります。
依頼前に確認すべきポイント:
- 過去の制作実績サンプルを見せてもらう
- 修正は何回まで無料か確認する
- 納期とやり取りの方法(チャット・メール)を事前に決める
② SNS・YouTube経由でクリエイターを探す
自分が「こんな動画にしたい」と感じた動画の制作者に直接コンタクトを取る方法です。スタイルの相性が確認しやすい反面、費用交渉や契約面を自分でやり取りする手間があります。
③ 映像制作会社に依頼する
品質・信頼感・企画力が高く、ビジネス用途の重要な動画に向いています。費用は高くなりますが、「制作費が動画1本で取れるビジネス」なら十分元が取れます。問い合わせ前にどんな動画を作りたいかを整理しておくと、見積もりもスムーズです。
④ 動画制作に特化した支援会社・コンサルに依頼する
制作だけでなく「どんな動画を発信すれば成果が出るか」の戦略まで一緒に考えてくれる会社もあります。SNS運用も含めてサポートしてほしい方に向いています。費用感は制作会社と同様か、やや高めになる場合が多いです。
外注先選びで失敗しないための共通ポイント
- 過去の制作実績を必ず確認する(サンプルなしはNG)
- 目的・ターゲット・使用用途を依頼前に明確にする
- 見積もりは複数社・複数名から取る(比較することで相場感がわかる)
- 著作権(動画の所有権)がどちらに帰属するか確認する
- 修正対応の回数・範囲を事前に書面・チャットで合意しておく
① クラウドソーシングは費用を抑えやすいが実績確認が必須
② 映像制作会社は品質・安心感◎。重要な動画や広告には向いている
③ 見積もりは必ず複数から取り、著作権の確認も忘れずに
著作権って盲点でした。依頼した動画って、依頼した自分のものじゃないんですか?
実はケースバイケースなんです。制作した側に著作権が残る場合もあります。「制作した動画の著作権は依頼者(発注者)に帰属する」と明記した契約書や発注書を交わすのが安心です。トラブルを防ぐためにも、事前確認を忘れずに。
7. よくある質問 Q&A
ここでは、動画制作の外注・自作について特によく寄せられる疑問をまとめてお答えします。
外注したら毎月ずっとお金がかかるんですか?それとも1本ずつ頼む感じですか?
どちらも選べます。1本ごとに単発で頼む「スポット依頼」と、月額定額で複数本をお任せする「月額契約」があります。単発は気軽に試せますし、定額は継続的に動画を出したい場合にコスパが良くなることが多いです。まずは単発から試してみるのがおすすめです。
外注するとき、どんな情報を渡せばいいですか?素材だけ送ればOKですか?
素材だけだとイメージが伝わらないことが多いです。渡すと良いのは「動画の目的・ターゲット・長さ・雰囲気の参考URL・テキスト原稿(台本)・使ってほしいBGMの方向性」です。特に「参考にしたい動画のURL」は相手にとって一番わかりやすい情報になります。
自作でどこまでのクオリティが出せますか?スマホだけでも大丈夫ですか?
最近のスマートフォンのカメラ性能は非常に高く、SNS動画のクオリティとしては十分です。CapCutなどの無料アプリでもテロップ・BGM・トランジションが揃っているので、慣れれば見栄えの良い動画が作れます。照明(リングライト)と音声(外付けマイク)を少し整えるだけで、グッとプロっぽく見えますよ。
クラウドソーシングで頼んで失敗した知人がいます。トラブルを避けるコツはありますか?
よくあるトラブルの原因は「認識のズレ」です。防ぐためには①依頼内容を文章で明確に書く②参考動画を共有する③修正回数・納期・費用を書面で合意する④最初は小さい案件で試す(お試し発注)、の4点を意識するだけでリスクはかなり下がります。
外注した動画、思ってたのと違う仕上がりになることってありますか?
あります。特に初回の依頼では「伝えたつもりが伝わっていなかった」はよくある話です。対策は「修正2〜3回まで無料」の条件で依頼すること。また、完成前に「途中確認(ラフカット)を見せてほしい」と依頼しておくと、大幅なやり直しを防げます。
自作するなら最初にどんなアプリを使えばいいですか?
スマホ編集ならCapCut(無料・機能豊富)が初心者に最もおすすめです。テンプレートも多く、テロップ自動生成機能もあります。デザイン素材やサムネイル作成はCanvaが便利です。どちらも無料で始められるので、まずは触ってみることが一番の近道ですよ。
8. まとめ:後悔しない選択のために
この記事では、動画制作を外注するか自作するかを迷っている個人事業主・中小企業の方に向けて、費用相場・時間コスト・判断基準・外注先の選び方まで幅広く解説してきました。最後に要点を振り返りましょう。
- 外注の費用相場:編集のみフリーランスで5,000〜15,000円/本、丸ごと制作会社で5万〜80万円以上と幅広い
- 自作のコスト:お金は抑えられるが「時間コスト」が大きい。自分の時給と比較することが重要
- 選ぶ基準:品質・時間・コストのどれを優先するかで答えが変わる
- ハイブリッド戦略:SNS日常投稿は自作、PR・広告動画は外注など用途で使い分けるのがベスト
- 外注失敗を防ぐには:実績確認・参考URL共有・修正条件の事前合意が鍵
大切なのは「永遠に自作か外注か」を決めることではなく、今の自分の状況に合った選択を、定期的に見直すことです。半年後・1年後には状況も変わります。そのときにまた、このチェックリストを見直してみてください。
「どんな動画を作ればいいか、まずは相談したい」という方は、ぜひDream8のLINE公式アカウントにお気軽にメッセージをどうぞ。費用の相談から動画の方向性まで、無料でお答えしています。
① 外注費用は「何を・誰に頼むか」で大きく変わる。まず目的を整理しよう
② 自作の「時間コスト」を忘れずに。自分の時給で換算してみることが判断の近道
③ 迷ったらまず相談。Dream8 LINE公式でいつでも無料でお答えします
記事を読んで、自分には「まず自作で試して、半年後に見直す」が合ってると思いました。相談できる場所があると心強いです!
それは素晴らしい判断です!まずやってみて、行き詰まったら見直す。その姿勢が一番大切です。何かあればいつでもLINEで相談してくださいね。一緒に考えましょう!
